施工管理技士の資格は転職でどう活かせる?1級・2級と求人選びの考え方
施工管理技士の資格を持っている方、あるいはこれから取得を考えている方の中には、「資格が転職でどう役立つのか」「1級と2級で違いはあるのか」が気になる方もいるのではないでしょうか。この記事では、施工管理技士の資格を転職でどう位置づけて考えればよいか、実務経験や希望条件とあわせて整理する考え方をご紹介します。
この記事で分かること
- 施工管理技士の資格が転職でどう位置づけられるかの考え方
- 1級・2級の違いを考えるときのポイント
- 資格だけでなく実務経験もあわせて確認したい理由
- 資格がある場合・ない場合それぞれで整理したいこと
施工管理技士の資格は転職でどう位置づけられる?
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」の「建築施工管理技術者」のページでは、この仕事に就くにあたって特定の学歴や資格が必須とはされていない一方、関連する資格として施工管理技士等が存在することが紹介されています。つまり、施工管理技士の資格がなければ施工管理の仕事に就けない、というわけではありませんが、資格を持っていることは実務上の知識・経験を示す一つの要素として、転職先の選択肢や任される業務の範囲に影響する場合があります。資格の有無だけで転職の成否が決まるわけではなく、実務経験や希望条件とあわせて考えることが重要です。
1級・2級の違いを考えるときのポイント
施工管理技士の資格は、1級・2級という区分になっており、この違いは単なる名称の違いではありません。国土交通省によると、施工管理技術検定は第一次検定・第二次検定に分かれており、第一次検定の合格者は「技士補」、第二次検定の合格者は「技士」を称することができるとされています。また、建設業法上、1級施工管理技士は監理技術者または主任技術者に、2級施工管理技士は主任技術者になり得るとされており、1級と2級では制度上担うことができる技術者の区分に違いがあります。
一方で、受験資格・試験内容・実務経験要件、監理技術者や主任技術者の配置が必要になる工事の要件等の詳細は、本記事で確認できた一次資料の範囲を超えるため、具体的な説明は控えます。「1級を取得すれば必ず高収入になる」「2級では転職できない」といった一律の断定はできず、実際にどちらの資格がどのように評価されるかは、応募先の企業や求人内容によって異なります。正確な受験資格や試験制度の詳細については、国土交通省等が公開している最新の公式情報をご確認ください。
資格だけでなく実務経験も確認したい理由
転職活動では、資格の有無に加えて、実際にどのような現場でどのような業務を担当してきたか(実務経験)も重要な情報として扱われる場合があります。資格を持っていても実務経験が少ない場合と、資格がなくても実務経験が豊富な場合とでは、応募先によって評価のされ方が異なることが考えられます。資格と実務経験の両方を整理して伝えられるようにしておくことが、転職活動を進めるうえで役立ちます。
工種・分野によって確認すべき資格は異なる
施工管理が関わる工種・分野は、建築、土木、電気、設備(管工事)など多岐にわたります。担当したい分野によって、関連する資格や求められる知識が異なる場合があるため、自分が希望する分野を明確にしたうえで、その分野に関連する資格・知識を確認しておくことをおすすめします。
資格を持っている人が転職前に整理したい条件
資格を持っている方が転職を検討する際は、資格に加えて次のような点を整理しておくと、比較・検討がしやすくなります。
- 施工管理経験の年数・担当してきた工種
- 希望する分野・業務内容
- 給与や働き方など優先したい条件
- 転職時期
資格以外の転職全体の考え方について詳しくは、施工管理から転職するときの選択肢もあわせてご覧ください。
資格がない場合に確認したいこと
施工管理技士の資格をまだ持っていない場合でも、前述の通り、資格そのものが入職の必須条件とはされていません。資格がない状態で転職を考える場合は、これまでの実務経験の内容、資格取得の予定・見込み、希望する条件などを整理したうえで、資格取得を必須としていない求人があるかどうかも含めて確認することをおすすめします。
転職サービスを比較するときのポイント
建設業界向けの転職サービスは、対象となる経験や資格、年齢層等の条件がサービスによって異なる場合があります。資格の有無だけでサービスを選ぶのではなく、自分の経験・希望条件に合ったサービスかどうかを比較しながら確認することが重要です。転職サービスの選び方について詳しくは、施工管理向け転職エージェントの選び方で解説しています。本サイトで比較対象としているサービスの詳細はサービス一覧でご確認いただけます。
自分の条件から利用候補を確認する
資格の有無だけでなく、年齢、現在の職種、施工管理経験、希望条件などをあわせて確認したい方向けに、8問の診断をご用意しています。
年齢・現在の職種・施工管理経験・資格・希望条件などから、掲載サービスの利用条件と適合度を確認できます。
8問で転職サービス候補を確認する診断の所要時間の目安は約60秒で、条件に合う可能性があるサービスを最大3件ご案内します。診断結果は転職を保証するものではなく、比較・検討のための参考情報としてご利用ください。
参考資料
- 厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「建築施工管理技術者」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/21 - 国土交通省「『技術検定』と『施工管理技士』」
https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/tochi_fudousan_kensetsugyo_const_fr1_000001_00076.html